私は小さい人間である。
誰かを恨んだり、嫌悪感を抱くこともある。
常に誰かを嫌っているわけではないが、長年ニンゲンをやっていると、どうしてもソリが合わない人が出てくる。
皆さんも職場や学校などのコミュニティでそんな人はいないだろうか。
私が、嫌いな人&ソリが合わない人に対して心がけていることを5つご紹介します。
これが皆さんの何かの参考になれば嬉しいです。
①とりあえず関わらない
できることならこれが一番である。
相手との関係性もあると思うが、とりあえず極力関わらない。
間違っても自ら無駄に関わりに行かない。
奴はO2でありCO2であり、N2なのだ。
もはや空気。
職場で業務上どうしても関わる場合は、業務以外では関わらない。
「報連相」以外は心のミュート機能をオフに。
業務以外のことで関りを持たない姿勢を見せると、相手に「あれ?嫌われてるのかな?」という感情を植え付けられる。
人によっては必要以上に踏み込んでこなくなる。
もし仕事などではない場合は、何か話しかけて来られても相槌そこそこに、自然とその場を立ち去ろう。
あからさまに態度を変えるのは危険
「関わらないで」とは決して言葉では伝えない。
こういった小さい態度を少しづつ積み重ねていくのだ。
急にそっけない態度を見せたら相手も流石に気づくだろう。
そうすると、いざこざが起きるのが目に見えている。
大事なのは「バレそうでバレないギリギリの態度」。
「雨垂れ石を穿つ」かの如く、小さく積み重ねよう。
②天に委ねる
忘れてはいけない。
我々はちっぽけな人間なのである。
相手に何かをされ、現実的な被害を被ったケースもあるだろう。
そんな時は脳の血管がブチ切れそうなくらい血が煮えたぎる。
藁人形をAmazonで検索しちゃうレベル。
だが、安心して欲しい。
お天道様は見ているのだ。
自分がやったことは必ず自分に返ってくるものだ。
ここで相手に復習しようと思って何かをやり返してしまうと、一気に相手と同じレベルに堕ちてしまう。
裁くのは自分ではない。必ず神が裁いてくれるのだ。
決して同じ土俵に上がってはいけない。
もし今世で奴は自分のカルマを刈り取ることが無かったとしても、来世では必ずロクな人生にならないので安心しよう。
いや、もはや奴は人間には生まれ変わらないかもしれない。
③仮面をかぶる
ある意味、割り切るのも大事。
立場上、どうしても関わらなければいけない。
その際、「その立場の人」という名の仮面を被って接するのだ。
あくまで職場やそのコミュニティでは「その立場の人」であって、それは本当の自分ではない。
本当の自分は家族や恋人、信頼できる友人が知っていればいい。
「その立場の人」は、本当の自分なのではない。
かりそめの姿だ。だが、それでいいんだ。
自分は会社に足を踏み入れた瞬間、女優なのである。
会社は舞台。
演じればいいだけ。お給料はその俳優としてのギャラなんだ。
④周囲に相談する
流石に限界が来る時がある。
そんな時、周囲に助けを求めるのもアリだ。
これ悪口になってしまわないかな?とちょっと気が引けることもある。
でも我慢して自分の精神に負担があるのであれば、吐いてしまった方がいい。
もしかしたら言われた相手も、同じように悪口になってしまうのが嫌で口に出していないだけかもしれない。
自分の感情に共感を得てくれる人が1人でもいれば一気に楽になる。
もしかしたら、「結構そう言う人多いんだよね~」と自分以外にもたくさんの人が奴の振る舞いに困っていることに気づくかもしれない。
いずれにせよ、自分のことを理解してくれる人は大事。
人を見る目が問われる
ただ、これには注意がいる。
誰に相談するのがベストか、必ず見極めること。
職場の上の立場の人であれば良いだろう。
しかし、同僚や部下だと言いふらされたりすることもある。
何かのコミュニティであれば、口が硬い信頼できる人、もしくはリーダー的な立場の人に言うのがいいかもしれない。
相手を見誤ると状況が酷くなることもあるので気をつけて。
⑤コミュニティを抜ける
「逃げるが勝ち」という言葉もある。
不思議と自分が嫌だなって思う人は、なかなか去ってくれない。
であれば、こちらから去るのも一つだ。
大事な自分の人生の時間を何のために使うかは自分次第。
奴のために何かを我慢してストレスを溜め、その結果大事な身体を壊すなんてバカバカしい。
いつ何時だって、大事なのは健康な心と身体。
元気があればなんでもできる。
状況的に難しいこともあるかもしれないが、逃げる道を探し、自ら去るのも一手だと思う。
「嫌い」という感情は一体何か
愛の反対は無関心である。
「好き」も「嫌い」も同じ感情のエネルギーだ。
ということは相手に対して「嫌い」という感情を抱いてしまっている時点で、負けな気がする。
何かしらの感情を抱かせられてしまっているのだ。
その時点で、自分はその人に興味があるのである。
嫌だけど。
嫌いな人はどこか自分と似ている
嫌いな人はどこか自分と似ているものだ。
「昔の自分を見ているよう」「見て見ぬふりをしている自身の姿」
こんなものが具現化されて目の前にきたら、そりゃ嫌悪感も抱きたくなる。
「わああああ、この人きらいいい」って思ったら、感情に流されずに、まずなぜその人が嫌いなのか冷静に分析してみよう。
それを自らに当てはめて、もし心当たりがあるようであれば半面教師にして自分が気を付ければいいだけ。
相手は気づいていないから、ニンゲンのレベルはこちらの方が上がっていくのだ。
レベルが変われば自然と縁は切れていくもの。
「類は友を呼ぶ」なのである。
まとめ
今回ご紹介した嫌いな人への対処法は以下の5つ。
①とりあえず関わらない
②天に委ねる
③仮面をかぶる
④周囲に相談する
⑤コミュニティを抜ける
何かの参考になれば幸いであります。
口で言うのは簡単。
私も小さい人間である。
この5つを意識できないときも勿論ある。
大いにある。
ただ、それでも少しでも自分がより良くなるように、修行あるのみである。。
ニンゲンってツライ。