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エンタメ

【名作ぞろい】今年の元日も「相棒」で決まり!絶対見て欲しい過去の元日SP回 

私にとって年末年始といえば「笑ってはいけない」。
そしてドラマ「相棒」の元日SPなのであります。

1年の中で一番最高の日。

私はまだ連続ドラマになる前の2時間枠の頃からTELASAで全てのエピソードを視聴しました。
フルエピソード視聴、もう4周はしたと思います。

その私から見て、ドラマ「相棒」の元日SPのエピソードにハズレ回は無いのです。

私が「これは絶対見て欲しい!」と思った元日SPのエピソードをご紹介します。

ドラマ「相棒」とは

2000年から単発の2時間ドラマから始まり、2002年から連続ドラマとなり今なお20年に渡り愛されてきたテレビシリーズです。

水谷豊さん演じる冷静で頭脳明晰な杉下右京と、寺脇康文さん演じる体育会系の熱血漢の亀山薫が、「特命係」という警視庁内の窓際部署に所属する2人を取り巻く刑事ドラマです。

相棒交代の度に誰が水谷さんの相棒を演じるのか、毎回注目されていました。

seson21で14年ぶりに初代相棒の寺脇さんが戻ってきて話題になりました。

かおるこ

これはまさかのキャスティングだった~

元日SPは名作が多い

season4以降から毎年元旦の夜に2時間の相棒SPが放映されています。

相棒はレギュラーシーズンでも毎回名作なのですが、特に2時間枠になる元日SPは名作が多いんです。

私が絶対見て欲しい過去の元日SPエピソードをご紹介します。

2007年1月1日 season5「バベルの塔〜史上最悪のカウントダウン!」

娘を誘拐されたSPの大塚寧々さんが年越しパーティーで自分のクライアントであり婚約者である衆議院議員を殺すよう脅迫され、ジレンマに悩みながら計画を進めていく。

そのパーティーにたまたま来ていた特命係の2人は大塚寧々さんの異変に気づき、警察に囲まれる大塚寧々さんをサポートしながら、娘の救出を試みる…。

大塚寧々さんの元夫役にココリコの遠藤さん。

「ガキ使」で散々、遠藤さんは演技が下手とネタにされているけど、このエピソードを見ると全然下手ではないです。むしろめっちゃ馴染んでるし、駄目な感じの夫が似合ってる(笑)

遠藤さんをキャスティングされた方を称賛したいです(笑)

脚本が「コンフィデンスマンJP」「リーガルハイ」を執筆した古沢良太さん。
実は相棒の脚本を何本か担当されています。

かおるこ

私は古沢さん脚本の回が結構好きです

娘を思う母の気持ち、娘と元妻を思う旦那の気持ち、子供を誘拐した犯人の気持ち、婚約者を守りたいけど自分の身も可愛い、どれも自分の中で共感を得る感情で涙、涙。

角田課長らの組対五課の活躍もあって、相棒の登場人物が良い感じにみんな活躍した感じで見ごたえばっちりです。もう15年以上前(!)のドラマですが、全然色あせてないです。

2011年1月1日 season9「聖戦」

相棒の全エピソードの中で、1番の名作だと思っています。

何より、脚本と南果歩さんの化学反応が素晴らしい。

最初から犯人が分かっていて始めるパターンです。
この話の主役は特命係の2人というより、南果歩さんだと思います。

息子を事故で失った母親の南果歩さん。
失意のどん底でセルフネグレクト状態。

そこからどうやって生きる気力を取り戻し、どう復習を果たしていくのか。

「母親」は強い。

そして、「復讐を果たす」という気持ちでもそれは生きがいになる。それがあれば、人は立ち上がり、明るくなり、目的へ向かって何が何でもすすんでやるという執念が生まれる。

どん底まで突き落とされた人が変わっていく過程を、南果歩さんは素晴らしく表現されています。

かおるこ

「怪演」とは正にこのこと…

復讐は良くないんだけど、でも南果歩さんの気持ちも凄くよくわかる。

被害者役は雛形あきこさんの旦那さん、天野浩成さん。
脚本もこちらも古沢良太さんです。

脚本も本当に素晴らしい…。
絶対見て欲しい1作です。

2016年1月1日 season14 「英雄〜罪深き者たち」

相棒にたびたび登場している古谷一降さん演じる本多篤人(ほんだあつんど)。
この回は本田篤人の最終章です。

本多篤人(古谷一降)

・左極グループの元幹部

・革命戦士として多数の破壊行動に加担し、長期国外逃亡

・超法規的措置で別人の戸籍が与えられ、娘とひっそりと暮らす

娘の内山理名さんとの絡みが泣けるのです。。

革命戦士として活動し、国外逃亡生活。
その間、妻や娘とのやり取り。
娘も心に秘める父への想い。

父と娘の心交流が、この本田篤人シリーズにはあるのです。

娘とひっそりと暮らしていた本田篤人が突然また破壊行動を始めたのではという疑惑が浮上します。

本田篤人シリーズはどう決着をつけるのか、これも涙無くしては見れないエピソードです。ぜひぜひ見て欲しい一作です。

2022年1月1日 season20「二人」 

イッセー尾形さんがゲスト。
記憶を無くした初老の男性を演じます。

イッセー尾形さんは一体何者なのか?

これが一番の大きな謎で面白いところです。

殺人と誘拐と点で起こったことが全て1本の線になった時は気持ちが良いです。

イッセー尾形さんの飄々とした演技が素晴らしく、行動を共にする少年とのやり取りもウィットに富んでいて面白いです。

相棒の反町隆史さん演じる冠城亘の姉として飯島直子さんも出演されます。
冠城亘はあまりプライベートが描かれることがなく、結構謎めいたところが多いのですが、初めて家族の存在が明るみになり、少年時代のエピソードも描かれます。

冠城亘のまた違った一面ものぞける回になっています。

この話に出てくる与党政調会長の袴田議員というがまた悪党で胸くそ悪い奴なんです…。

2023年の元日SPは

2023年1月1日 season21「大金塊」が放送予定です。

2023年の元日SPは1年前のSP「二人」で登場した袴田議員がまた早くも再登場するようです。

杉下右京に「あなたとはいずれ決着をつけなければいけないようだ」と言っていましたが、こんなにも早くまた対面する時が来るとは!

そして謎の探偵団の1人としてシティーボーイズの斉木しげるさんも出演されるということで、俳優陣を見てもこれは絶対見ないといけない気がします!

斉木さんと聞いただけで、なんか絶対面白い感じになる気がするのは私だけでしょうか…(笑)

シティーボーイズファン

斉木さんのおもしろフラグが立ってる気がするぞ

あの輿水さんが脚本を担当

脚本は「相棒」シリーズを生み出した輿水泰弘さんです。

輿水さんはシリーズの1話目と最終話に書かれることが多く、シリーズそのものの方向性を決めるエピソードを書かれることが多いです。

その輿水さんが正月SPのエピソードを書かれるのは何だか楽しみであり、この先の相棒の方向性を決める、もしくは布石となる回になるのかと邪推してしまいます。

何がともあれ、相棒シリーズにハズレの回はありません。

今年のエピソードもきっと名作になるでしょう。

元日の夜は是非一緒に相棒を見ましょう!